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介護の求人票の見方 確認したい14項目と各項目の読み方

求人票チェックは、利用者ご自身が求人情報を確認するための補助ツールです。職業紹介や求人の提供は行いません。

介護職の求人票は、法人やサービスの種類によって書き方がさまざまです。この記事では、介護職への転職を考えている方が、求人票を自分で読み比べるときに確認したい14項目を一覧にまとめ、項目ごとに詳しい記事を案内します。この記事は求人票を自分で確認するための情報で、求人の良し悪しを判断するものではありません。

法令上の位置づけ

職業安定法5条の3は、労働者を募集する事業者に対し、業務の内容や賃金、労働時間などの労働条件を明示することを求めています。明示する項目は職業安定法施行規則4条の2第3項に列挙されており、業務の内容、契約期間、試用期間、就業場所、労働時間・休日、賃金、加入保険、受動喫煙を防止するための措置などが含まれます。2024年4月からは、業務と就業場所の「変更の範囲」と、有期契約の更新上限が加わりました。

また、職業安定法に基づく指針(平成11年労働省告示第141号)は、固定残業代を採用する場合の書き方などを定めています。処遇改善加算や夜勤手当、資格要件は法令上の明示事項ではありませんが、介護職の求人に固有の確認点として一覧に含めています。

確認したい14項目

項目主な根拠詳しい記事
業務内容・変更の範囲施行規則4条の2第3項1号求人票に書かれているべき項目
契約期間・更新の基準同2号・2号の3試用期間と契約期間の読み方
試用期間同2号の2試用期間と契約期間の読み方
就業場所・変更の範囲同3号就業場所と変更の範囲
就業時間・休憩・休日同4号休日・休暇の書き方の違い
時間外労働同4号残業の有無と、ある場合の月平均の時間数が書かれているかを見ます
賃金額と内訳同5号月給・時給の別と、基本給・手当の内訳が書かれているかを見ます
固定残業代指針固定残業代の「3点セット」の読み方
社会保険・労働保険同6号加入保険欄の読み方
受動喫煙対策同9号屋内禁煙などの措置が書かれているかを見ます。訪問介護では利用者宅の扱いも確認点です
賞与・昇給の実績法令上の明示事項ではない「制度あり・実績なし」の賞与
処遇改善加算の扱い介護職に固有の確認点処遇改善加算は求人票でどう書かれるか
夜勤の回数・夜勤手当介護職に固有の確認点夜勤回数と夜勤手当の見方
資格要件介護職に固有の確認点必須・尚可・不問の別と、入職後に求められる研修が書かれているかを見ます

14項目は、根拠によって3つに分けられます。上から10項目のうち、固定残業代を除く9項目は法令で明示が求められる項目、固定残業代は指針で明示が求められる項目、残りの4項目は法令上の明示事項ではないものの、介護職の求人を読み比べるときに差が出やすい項目です。法令上の明示事項ではない項目は、書かれていなくても不備ではありません。気になる場合に確認する項目として読んでください。

求人票を読むときは、まず「業務内容」「就業場所」「雇用形態と契約期間」で働き方の全体を確かめ、次に「就業時間・休日」「賃金」「加入保険」で条件を確かめると、ほかの求人と比べやすくなります。

求人票の記載例(架空)

記載が明確な例です。

職種: 介護職員(○○苑・特別養護老人ホーム)
業務内容: (雇入れ直後)入居者の介護全般(変更の範囲)法人が運営する介護事業所での介護業務
雇用形態: 正職員(期間の定めなし)/試用期間: あり(3か月・同条件)
時間外労働: あり(月平均5時間)

本文だけでは確認できない例です。

職種: 介護スタッフ/給与: 月給22万円〜/待遇: 社会保険完備/詳細は面談時にお伝えします

この例では、変更の範囲、試用期間、残業の有無、給与の内訳、どの保険に加入するかが本文からは読み取れません。

本文から確認できないときの対応

指針では、広告の紙面が限られるなどやむを得ない場合、「詳細は面談時にお伝えします」のように示したうえで、労働条件の一部を別途明示することが認められています。その場合も、原則として面接など最初に接触する時点までに明示することとされています。読み取れなかった項目は、たとえば次のように確認できます。

内定後は、労働基準法に基づいて交付される労働条件通知書で、最終的な条件を確かめてください。

求人票の本文を貼り付けると、この記事の14項目について記載の有無を表示します。判定は本文のみに基づく補助ツールです。求人票チェックのトップへ

出典

確認日: 2026年10月2日

更新日: 2026-10-03

この記事は求人票の読み方についての一般的な情報で、個別の労働条件や転職についての助言ではありません。労働条件のご相談は、都道府県労働局の総合労働相談コーナーやハローワークをご利用ください。

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